その需要の高さから介護士への転職を考える人も多いでしょう。しかし介護士の仕事は、決して楽ではありません。心身ともにハードな職業であるため、タフさが求められます。手ごわい仕事ではありますが、その分魅力も多くあるのが介護職の良さです。
例えば、年齢や性別を問わず働くことができます。介護職は女性の割合が多く、家事や育児と両立しながら働いている人も少なくありません。勤務時間も融通が利き、日勤のみや夜勤のみなど、自分の生活スタイルに合った働き方が可能です。また、男性の介護士は女性よりも体力があるため、力仕事が多い介護職では非常に重宝されます。被介護者が男性である場合、同性ならではの悩みを打ち明けやすくなります。
また、資格がなくても働けるのも魅力の1つです。まずはアルバイトやパートから働き始めて、実践を通して仕事内容を把握します。実際に働くことで、自然と知識や自分なりのやり方も身に付いてきます。資格を取得したい場合、働きながらでも勉強・受験することが可能です。勤務する施設によっては資格取得のためのサポート制度があり、安心して受験に臨むことができるのです。基礎的な資格を持ち、なおかつ勤続年数が長い場合、国家資格の受験もできます。国家資格を取得すれば、知識や活動の幅がますます広がります。
介護士の魅力には、仕事が安定していることも挙げられます。少子高齢化が進んでいるため、必然的に介護の需要が高まり、ますます人手が必要となっているのです。職を失うリスクが非常に低いので、安心して働くことができます。